【海外赴任】資産形成のボーナスステージ

以前、総合商社の良いところとして年収の高さを挙げました。

 

総合商社の良い所・悪い所

異業種で働く同級生に聞くと、確かに総合商社は若いうちから給料が高く、特に海外赴任中は一気にお金が貯められる「人生のボーナスステージ」だと思います。

総合商社でずっと働けるとは思えない私ですが、就活の時期でもあり、総合商社の良さもきちんと紹介するのがフェアかと思い、今回は「海外赴任でどれだけお金が貯まるのか?」をざっくりご説明します。

まず、アラサー総合商社マンの海外赴任時の月収は、ざっくり手取りで50万円ほどかと思います。ここに国ごとに異なる手当てが加算されていきます。先進国であればゼロ、タイなどで月5万円ほどのイメージですが、今回は考慮しません。

業績に問題ない限りは、夏冬ボーナスが合計で手取り350万円ほど。月収とあわせて950万円ほどになります。

950万円と聞くと、「思ったよりも少ないくない?」と感じる方もいると思いますが、海外赴任の真髄はその支出の少なさにあります。

まず、基本的に家賃は会社負担です。東京の賃貸であれば月10万円も普通ですが、その負担がゼロになるのが大きいです。この家賃分だけで、日本と手取りは変わらずとも、100万円超を貯蓄に回せることになります。

次に、交際費が減ります。これは赴任先によって違いは大きいと思いますが、東京ほど娯楽、飲食店のバリエーションが豊富な都市はなかなかありません。東京の繁華街では何時まででも飲めますが、国外では23時をまわると開店している店がないこともあり、必然的に交際費が減ります。また、国外では日本よりも規定が緩いからか、会社負担で飲食できる機会も多いです。

東京では月10万円ほど使っていた交際費が、海外赴任中は半分以下になりました。この減少分で年間50万円超を更に貯金できることになります。

以上を踏まえると、海外赴任中はざっくり200万円弱を追加で貯蓄できる計算です。

もちろん、生活形態、赴任先によってばらつきはあると思いますが、「日本では貯金ゼロだったけど、赴任中に遊びまくっても500万円貯金できた」という先輩もいます。

500万円の貯金は、200万円弱の追加貯蓄と、ボーナス350万円全額を貯蓄することで、わりと実現可能な数字です。

たらればの話になりますが、6年間赴任するとせば、日本で貯金ゼロだったとしても3000万円貯金でき、一気に日本で上位20%のアッパーマス層(※)に到達できることになります。

※野村総研の分類で、世帯金融資産保有額が3000万円以上、5000万円未満の世帯を指します。

 

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