【図解】ベトナムから日本への送金方法

超ニッチではありますが、当ブログで5番目に読まれている記事はベトナム→日本への送金に関するものです。そこで、送金の流れを詳しく図解したいと思います。銀行が異なっても多少は共通する部分があると思いますので、少しでも誰かの役に立つことを祈っております。

私が口座を持っているHSBC(ベトナム)からSBI銀行(日本)に送金するにあたっては、以下の手順が必要です。ちなみに、素晴らしいことに、これら手順は全てオンラインで完了し、銀行に出向く手間は必要ありません。

  1. HSBC口座の送金限度額を修正する(送金額が少ない場合は不要)
  2. HSBCに送金指示
  3. SBI銀行での外貨受取手続き
  4. SBI銀行口座に着金

順番に解説していきます。

 

1. HBSC口座の送金限度額の修正

この手続きが必要になる方は、インターネットバンキングで「2. HSBCに送金指示」をした際に、“You have exceeded your payment limit. Ref. PQ4”というメッセージが表示される方です。

まず、HSBCインターネットバンキングのトップページにて、左側のナビゲーションバーにある、”Mailbox”をクリックします。

 

すると、その下に”Send message”が表示されますので、クリックします。

送金限度額の修正には、”Subject”の選択肢の中ほどにある、”PIB daily transaction limit revision”を選択します。

その後、”Content”へ記載していくのですが、記載フォームは右上”Help”から参照可能です。

以下が”Help”から飛んだ記載フォームです。フォームの中で、non-registered payeeへの送金上限は300,000,000VND (約150万円)未満とされておりますので、その範囲で上限を設定します。

その他に口座名義・番号などの必要事項を記載し、右下”Send”を押せば申請完了です。

HSBC曰く、申請から3営業日で手続き完了するとのことですが、残念ながら手続き完了の連絡は来ません。ですので、3営業日と少し待って、再度送金手続きを実施されることをおすすめします。

2. HSBCに送金指示

送金指示は、日本の口座にドルで送金する場合を想定して説明します。

まず、トップページ左のナビゲーションバーから”Transfer”を選択します。

各項目を以下のとおり埋めていきます。”Bank address”の1行目にはSWIFT codeを記載し、2~3行目には支店の住所を英語で記載しています。

“Payment narrative”にはfor living expense (生活費のため)と記載し、自分名義の口座に送金する場合は”For beneficiary”と”For you account”は記載不要です。

記入後、”Transfer”をクリックすれば送金指示は完了です。

3. SBI銀行での外貨受取手続き

この手続きに関してはSBI銀行ホームページに分かりやすくまとめられています。

https://contents.netbk.co.jp/gaika_uketori/guide.html#FLOW3

もし少し手間取るとすれば、以下の「資金の使途および送金の目的」の記載方法でしょう。

私は、「海外口座のドル預金を金利条件のよい国内口座に移動するため送金」と記載しており、今のところ3回の送金は問題なく手続きされています。

4. SBI銀行口座に着金

通常、3の手続きの翌営業日にはSBI銀行のドル口座に着金します。経験上、最速で1~4まで2営業日で完了したことがあります。

最後に注意点として、以下記事にも書きましたとおり、原則として非居住者として日本へ送金する場合、ソニー銀行などの非居住者向けサービスを利用する必要があります。規定上は非居住者は口座を解約としている銀行はSBI銀行を含め多く、海外からの日本口座への送金は自己責任でお願いします。

ベトナムから日本への送金方法

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